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クジラの隊列
国道58号線を走っている。
レンタルした国産車、名前は忘れた。
助手席にはペンギン。
窓の外には名護湾。
クジラが一頭、海面を泳いでいる。
国道58号線を進むにつれてクジラの数が増えた。
BS-asahiで見る様な、からだにフジツボがたくさんついてるクジラだ。
数はもはや異常な程になり、恐怖を覚えた。
ハンドルを握る手が震える。
それがペンギンにバレやしないか心配になり
車を停めてビーチに出た。
クジラの数はなおも増え続け、
海はクジラで満たされた。

気付くとクジラは隊列を成していた。
きれいに『W』を描きながらクジラは荒々しく水中で宙返りをしている。
バラバラに見えた無数のクジラは、皆、友人、家族、恋人といった仲間同士だった。

涙が止まらない。
クジラに恐怖を抱いた自分を恥じているのかと思ったが、
ペンギンの事を思っていた。
この旅の目的はペンギンの家族を探す事だった。
振り返るとペンギンがクジラの隊列を見つめていたので、
可哀想になってぎゅっと抱きしめた。

-泣く事ないのに-
麦わら帽子をかぶった女が言う。

-海入ろうぜ-
kazuhiroが背中をたたく。

ズボンの下は海パンだったけど、
慰められているようで、少しためらっていた。
海では無数のクジラが隊列をなし、太陽は沈みかけていた。






そんな夢。
tutからの電話で起こされた。
「そば行こうぜ。」
簡潔でわかりやすい内容だ。
乾燥したコンタクトのせいで開かない目をこすりながら外に出ると
長袖を着たtutが待っていた。
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by seiji_kamayatti | 2005-09-15 19:07
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 釜萢 誠司 / Architect
by seiji_kamayatti
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