「舞踏」なるものを見に行った。@世田谷パグリックシアター
衝撃的だった。 動きに「重力」を感じない。 動きが軽いということではない。 筋肉の挙動が予測不可能である。 「動き」だけでしかない。 「重力」を感じない、と言う事は、同時に 時間をも感じさせない。 彼の持つ長い棒が地面に「カタンっ」と落ちる瞬間だけ こっちの時間とあっちの時間の位相が重なる。 舞台には空間が派生していた。 こちらの世界とは時間の流れる速度が全く異なることで派生した空間、だろうか。 どれくらいの時間が流れたのか、全くわからない空間を、 ただただ見ていた。 その時間は実世界での一時間半だった。 面白いことに、一緒に行った人々の時間の長さに関する感想は皆バラバラだった。 長いと感じた人もいれば、短いと感じた人もいる。 「舞踏」とは「時間を操る舞」であった、とまとめてみる。 「私は地を這う前衛である」田中泯
by seiji_kamayatti
| 2005-11-25 01:30
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